☆ 聴覚が健全なうちに良い音楽を_ 首筋マッサージの効果が大きくて心なしか難聴も良くなってきつつあるような気がしたもので、もしかしたら?と、歳とともにシンバルの音が聞き取れなくなっていたジャズの名演奏を聴いてみたが、やはりだめだった・・・。 ジャズにのめり込む入り口となったこのジョン・コルトレーン「マイ・フェバリット・シングス」(60年収録盤)なんだけど、リーダーの… トラックバック:0 コメント:0 2021年04月15日 続きを読むread more
☆ ヘンな本「夜のくも猿」とフリージャズ_ 温泉施設の図書室にあった村上春樹さんの「夜のくも猿」に、タイトルもそうだが装丁もヘンな本だなぁと手に取って、サッと目を通すつもりがそのヘンなところが面白く湯上りの小休止に向いているということもあって行くたびに楽しんでいるのだけど、この〝短い短編〟に安西水丸さんの不思議な魅力のあるイラストがセットになった大人の絵本を読んでいるうちにフリ… トラックバック:0 コメント:0 2021年02月16日 続きを読むread more
☆ チック・コリア_ 先日亡くなられたこの人のアルバムには好きなものが多く、ジャズをやる楽器としてはあまり好みではないエレクトリックピアノを使用したものでも気持ち良く聴けてその代表が「リターン・トゥ・フォーエヴァー」と言うことで大ヒットもしたわけだけど、同時期にはゲイリー・バートンと共演した名盤「クリスタル・サイレンス」もあるしこの辺りからのファンが多いの… トラックバック:0 コメント:0 2021年02月13日 続きを読むread more
☆ 【ジャズ考 その19】でたらめは難しい_ 金曜日の人気番組「チコちゃん・・・」の先週で、関係のない言葉を続けるゲームをやっていて、自分なら空と言われたら反射的に雲とか飛行機とか口にして叱られそうな気がしたのだけど、そういう日常的な意識を断ち切る、いわゆる〝でたらめ〟をやることが意外に難しいと気付いた人が多かったのではないでしょうか。 ・・・それとジャズに何の関係が? というと… トラックバック:0 コメント:0 2020年10月23日 続きを読むread more
☆ 【ジャズ考 その18】 日本のジャズ_ ジョン・コルトレーンを聴いていて、そういえばコルトレーンに負けず劣らずの熱演で「チェイシンザトレーン」を聴かせてくれた山田譲さんはどうしていらっしゃるかと検索したら、バド・パウエルでお馴染みの「クレオパトラの夢」のライブ演奏がヒットしました。 女性ピアニストをはじめとしたサイドメンもグルーヴ感豊かな演奏をしていて、日本のジャズも一般に… トラックバック:0 コメント:0 2020年07月07日 続きを読むread more
☆ 暇だし、お節介を_ 昨日述べた曲のYoutubeでのあり場所です。 ベニー・グッドマン「カーネギー・ホール・コンサート」1938年 https://www.youtube.com/watch?v=r2S1I_ien6A ライオネル・ハンプトン「スターダスト」1947年 https://www.youtube.com/watch?v=2lQFbh… トラックバック:0 コメント:0 2020年06月30日 続きを読むread more
☆ 【ジャズ考 その17】ライブの魅力_ ジャズならではの大きな魅力のひとつに、理解力のある熱心な聴き手には演奏者が即座に反応して、よりいっそうイマジネーション豊かにアドリブが展開されるというライブ収録盤ならではの楽しさがあるのだけど、聴いていて、ああ、この場に居合わせたらなんて幸せなことだったろうと、そのような思いのするお馴染みのアルバムが今すぐにでも何枚か脳裏に浮かびます… トラックバック:0 コメント:0 2020年06月29日 続きを読むread more
☆ 【ジャズ考 その16】ハードバップはソフトバップ? ジャズを聴き始めた頃にはハード・バップと言われるジャンルに属するのに好きなのが多かったし仲間同士で語り合うのもこの時代のものについてがほとんどだったのだが、そのうちに、メロディーを意識するためか一番大事なアドリブでの想像力と創造力の広がりがなくジャズとしての魅力が薄く、ちっともハードでもなくジャズの演歌かもしれない?だなんて思いまでし… トラックバック:0 コメント:0 2020年05月15日 続きを読むread more
☆ 【ジャズ考 その15】 ジョン・コルトレーン_ ジャズに感心がある者なら誰でもが知っている偉大なミュージシャンで名演奏は数多くあり何もいまさらということなんだけど、この人が1960年に録音した「マイ・フェバリット・シングス」のおかげでジャズにのめり込むことなって以来何十年経ってもその魅力は変わらなく、今でも〝精一杯ジャズで心を満たしたい時にはコルトレーン〟ということで取り上げても良… トラックバック:0 コメント:0 2019年12月27日 続きを読むread more
☆ 【ジャズ考 その14】「チャパカ組曲」 ここからモダンジャズと言われるようになるチャーリー・パーカーの登場から、次いでクールジャズが起こりハードバップが隆盛を極め、やがて窮屈になったアドリブの縛りから脱出のためのモードジャズが誕生しそして革命児オーネット・コールマンの出現と、これが20年未満の間で展開されているという、いかにこのジャズというものがマンネリズムを嫌い常に切磋琢… トラックバック:0 コメント:0 2019年09月03日 続きを読むread more
☆ 【ジャズ考 その13】アドリブの魅力_ ビートルズ登場以前に聴いていた洋楽には映画音楽が占める割合は大きくそのひとつに『太陽は一人ぼっち』という曲があり、このアルトサックスがメィンになっているコレット・テンピア楽団の演奏のワンコーラスからツーコーラスに移る間奏のギターのソロが好きだったのだけど、後年になってあれが器楽のアドリブの魅力に目覚めたということなんだと気が付いたので… トラックバック:0 コメント:0 2019年08月06日 続きを読むread more
【ジャズ考 その12】 ウッドベース_ 映画「運び屋」を観て一番印象に残っているのがエンドクレジットに流れるウッドベースがリズムを刻む音だったというくらいにこの楽器が好きなんだけど、ではどのアルバムが一番そのようなベースを楽しめるかというとベーシストがリーダーとなっているのは少ないしこれといって挙げることが出来ない・・・。 そこで思い浮かぶアルバムがマイルス・デイビ… トラックバック:0 コメント:0 2019年06月15日 続きを読むread more
【ジャズ考 その11】フュージョン__ チック・コリアやマイルス・デイビスの演奏するものなど優れた曲もこの分野に入れられているようだし一概には言えないのだけど、おおむねは音楽としての味わいが単純なフュージョンと呼ばれている音楽、これがなぜにあれだけ世の中に出回ったのかと考えると、音楽としての質よりも軽く耳に心地よい音が聴きたいという人々の共感を得たってことで、ひと昔前みたい… トラックバック:0 コメント:0 2019年05月02日 続きを読むread more
【ジャズ考 その10】 ビッグバンドジャズ_ モダンビッグバンドジャズはあまり人気がないようだけど、コンボジャズにはない分厚いサウンドでジャズの命であるアドリブだって各楽器プレイヤーのソロでの競い合いがあるしと、聴きどころは多いですから食わず嫌いをしないで耳を傾けてみましょう。 お勧めの一曲として秋吉敏子がレコード会社の女性プロデューサーに捧げた『ヒロコズ・ディライト』を上げ… トラックバック:0 コメント:0 2019年03月28日 続きを読むread more
【ジャズ考 その9】 ビリー・ホリディ―__ ジャズは好きでも英語がダメなこともあってかヴォーカルの分野はあまり聴かないのだけど、その歌声が世界にひとつだけの楽器のようなものとの思いがするのかビリー・ホリディ―だけは別でして、人生の喜怒哀楽を知り尽くしたような情感豊かな歌声に癒されてもらっています。 なにか嫌なことがあっても「恋人よ我に帰れ」を聴いていると大抵のことは許せる優し… トラックバック:0 コメント:0 2019年03月11日 続きを読むread more
【ジャズ考 その8】 カインド・オブ・ブルー 何を今さらって言われそうなほど知られているし人気もあるし収録されている5曲すべてが名演という素晴らしいアルバムで、マイルス・ディビスのカリスマ性の下でそうそうたるメンバーそれぞれが最高のプレイをして至上のサウンドを創り上げている。 真っ白な紙に墨痕鮮やかに想いを記す日本の書道に例えた記述があったけど、「ブルー・イン・グリーン」や「ソ… トラックバック:0 コメント:0 2019年02月12日 続きを読むread more
NHK FM 「ジャズフラッシュ」 司会 ジャズ評論家の児山紀芳さんが亡くなられたか・・・。 ジャズ雑誌で世界で一番発行部数の多かったのは日本の「スィングジャーナル」で、その編集長をしていた当時には上手い企画で発行部数を伸ばしていらっしゃいました。 1977年発行の臨時増刊号「ジャズ・レコード名盤全カタログ」 はカタログとしての他にも、粟村正昭さんの「レコードで追うジ… トラックバック:0 コメント:0 2019年02月06日 続きを読むread more
【ジャズ考 その7】 ハンク・モブレー ディクスター・ゴードンやソニー・ロリンズは刺激が足りないしジョン・コルトレーンは訴えかけが強すぎると、こういう人に向いているのではないかと思われるのが日本では今一つ知名度が低いがメロディー作りが上手くイマジネーション豊かなアドリブで聴かせてくれるハンク・モブレーです。 まずは「ノー・ルーム・フォー・スクエアーズ」辺りから入ってみま… トラックバック:0 コメント:0 2019年01月07日 続きを読むread more
【ジャズ考 その6】食わず嫌いをしないで・・その2 今回はジャズと言うものがいかに懐深くミュージシャンの熱意ある探求心や向上心を受け入れることができ、しかもそれが聴く者に感動を与えることが出来る音楽かということを証明しているようなアルバム「リベレイション・ミュージック・オーケストラ/チャーリー・ヘイデン」を紹介します。 即興性が重要視されるジャズに編曲の力が・・・ といったらお… トラックバック:0 コメント:0 2018年12月01日 続きを読むread more
【ジャズ考 その5】食わず嫌いをしないで 好きなものが多くあるのというのはある意味才能であり財産でもあると思うし、食わず嫌いをしないでその才能を育て財産を増やしたらいかがでしょうか。 ジャズは好きだけどあまり激しい演奏は好きでなく前衛ジャズなどとんでもないというひとも、苦いだけだったビールが旨いと思うようになるように苦いジャズも徐々に美味しくなってくるかもしれない。 試しに… トラックバック:0 コメント:0 2018年11月19日 続きを読むread more
【ジャズ考 その4】一番多く聴いているのは マイルス・ディビスやジョン・コルトレーンなどに向かう時には何かをしながらなどもってのほかで集中して鑑賞しなければいけないような気持ちになるのだけど、そのてん気軽に何かをという時に流してしまうのがジャンゴ・ラインハルトで、ジャズに興味を持ってから50年になる人生の中で時間的にいちばん多く聴いているのではなかろうか。 と言うといわゆるイー… トラックバック:0 コメント:0 2018年10月26日 続きを読むread more
【ジャズ考その3】 これで深みに嵌る 60年録音のジョン・コルトレーン「マイ・フェバリット・シングス」に出会って完全にジャズと言う音楽にとり憑かれてしまって、それから数十年、歳とともにシンバルの音が聴きづらくなってきたものの今でものめり込んで聴くことが出来る。 エルヴィン・ジョーンズのシンバルのリズムを追いかけていれば他の音は自然と耳に入ってくるからと聴き方指南をしてい… トラックバック:0 コメント:0 2018年09月14日 続きを読むread more
【ジャズ考その2】実は腹上死だった? ライブ収録盤を聴いていてこの会場に居合わせたならなんて素晴らしいことだったろうとの思いがすることが多くあり、昨日述べたエリック・ドルフィーのファイブスポットがその筆頭なんだけどアーチー・シェップ「ワン・フォー・ザ・トレーン」のドナウエッシンゲン音楽祭もそうだし、古いところではベニー・グッドマンのカーネギーホールコンサートのシング・シン… トラックバック:0 コメント:0 2018年08月29日 続きを読むread more
【ジャズ考その1】ジャズと落語 ジャズの演奏家にもファンにも落語好きが多いということに、そうだ!ジャズとは曲を聴くのではなくて人を聴くのであって、その点が落語と同じなんだと気付いたのであります。 古今亭志ん生なんて落語を演じているのではなくて本人が落語そのものだもんな。 ジャズのほうは誕生してからまだ一世紀くらいしか経っていないのに、この世界は切磋琢磨が激… トラックバック:0 コメント:0 2018年08月28日 続きを読むread more
アルバート・アイラーの「サマータイム」 明治生まれの我が祖父がこの言葉を口にしていて、浪花節しか聞かないようなジジイが何でガーシュインの名曲を?と思ったことがあるのだけど、彼の昔にも世間を騒がせたことがあったみたい。 時計の針を二時間進めるだけ〟と言っていたその頃よりも今の時代はもっともっと問題がありそうだしやってはいけないね。 だいたいこの季節は各地で夏祭りがあるので… トラックバック:0 コメント:0 2018年08月19日 続きを読むread more