☆   映画「ジョーカー」_

 このような暗くてカタルシスがなくておまけに辻褄の合わないところもある作品がヒットしているのに意外な気がしているのだけど、日常TVに映し出される生活が安定していて幸せそうな人々は少数派で日本国民の平均的なものではなく、現状に不満を抱いていて少なからずジョーカーに共感する部分があるという人々が多いということかもしれない。

 この映画は妄想と現実が入り混じったような表現方法を使っていて筋が通らない部分が何ヶ所かあるのだけど、それが不評の原因になるどころか逆に観賞する者の想像力の広がりを喚起することになっているようで、これまで映画観賞に受け身で分かりやすい説明を求めていた人達が自分から考え解釈しに向かう気にさせるという効果もあるのではなかろうかと思われ、異色で意外なヒット作だがそれなりの価値あるものがあったということになるのでしょうか。

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