〝絵画は楽しくなければならない〟と言うルノワールの「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」や、かたやそれとは対照的な〝不安と病が無ければ私は舵を失った船のようなものだ〟と言うムンクの「叫び」などなど、19日の「日曜美術館」特別編も45分間に密度濃く有名作品が紹介されとても楽しいものでした。
「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」はルノワールの作品の中で一番好きなんだけど、〝木漏れ日〟という日本語を外国語に翻訳するのにぴったりとあてはまる語句がなく苦労するらしいと知って、この絵について語る時に木漏れ日の言葉を使える日本人がいちばんこの作品の良さを理解しているのかもしれないとの思いがしたものです。
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