急に涼しくなって今朝はうすら寒ささへ感じ、柄にもなく「秋来ぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる」の和歌が思い浮かんだのでありますが、他にも「奥山に紅葉踏みわけ鳴く鹿の 声きく時ぞ秋は悲しき」など、千年以上も前の古い作品なのに、分かりやすく子供の頃からいいなって心に馴染んでいて歳を経た今でも秋になると脳裏に浮かぶという、こういうのを歴史に残る名作と言うのでしょうな・・・。
この〝あききぬと〟を〝あきこぬと〟と読んでしまうと意味がおかしくなってしまうのだけど、「夏は来ぬ」の広く知れ渡った唱歌があるおかげで読み方を間違えることはないようです。
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