【ジャズ考 その12】 ウッドベース_

 映画「運び屋」を観て一番印象に残っているのがエンドクレジットに流れるウッドベースがリズムを刻む音だったというくらいにこの楽器が好きなんだけど、ではどのアルバムが一番そのようなベースを楽しめるかというとベーシストがリーダーとなっているのは少ないしこれといって挙げることが出来ない・・・。

 そこで思い浮かぶアルバムがマイルス・デイビスとセロニアス・モンクの確執で有名な「マイルス・デイビス/モダンジャズ・ジャイアンツ」ということなんだけど、収録の『ザ・マン・アイ・ラブ』でモンクがソロを途中で止めてしまって、その空白を埋めようとするかのようにブンブンブンブンと鳴り響く10秒間が印象強いこともありパーシー・ヒースのベースがとても魅力的で、相棒のミルト・ジャクソンはもとより他のメンバーも良い演奏をしているし、ポップ調ハードバップが台頭してくる直前の名演奏が聴けるアルバムとして強くお勧めすることができます。

 10秒間の空白に何とかしなくてはとマイルスのトランペットが入ってくるのだけどマイクから離れていて音が小さくいかにも緊急事態だったと分かるし、と同時に気を取り直したモンクのピアノが熱を帯びて入ってくるしと、即興性が大きな魅力のジャズというものの面白さを堪能することが出来ます。

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